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丸太作り

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「丸太作り」の特徴

森に生える木の姿

丸太作りに使われる丸太は山林から切り出され、乾燥し、皮を剥いたものが使用されます。時には使われる木材の全長が15~16メートルに及ぶこともあります。従って丸太作りの建築物を眼前で見上げればその重量感や存在感、強いては自然の力強さに圧倒されるのは必至です。

また通常ですと柱や梁は壁材などに隠れてしまい、その存在が視認しにくいのが従来の建築物ですが、外観、内観共に木の姿が一目瞭然というのも大きな特徴です。

丸太作りの家

使用される材料となる木自体がおおきいことからやはり施工規模の比較的大きな建物にその真価を発揮します。高い天井や広い奥行きをダイナミックに見せる、例えば店舗や公共施設などに向いている特長があります。

丸太作りの家

間伐材の有効利用

木材の国内需要が下降する中で伐採が行き届かない山林~森林では水源涵養力、土壌保全能力の低下が大きな問題となっています。そこで間伐が行われるわけです。間伐材の有効利用となるとなかなか進みません。丸太作りはその間伐材を有効利用しています。しかし伐採され切り出された現地から施工現場までの輸送に関してはまだまだコスト面等課題が残るのも事実です。

間伐材に関して

間伐材に関しては、全国森林組合連合会の「豊かな森を育てるために」(間伐材ホームページ)をご覧になってみてください。

「丸太作りの家」の技術

原木と材木

当社の原木の皮むき作業の現場壁材などを使わない一般的な「ログハウス風な建物」と「丸太作りの家」の大きな違いは、前者に使われる木材はあくまでも材木を「丸く成型した木材」が使われているということです。つまり見た目が「丸か四角か」ということです。

しかし「丸太作り」の丸太は「皮を剥いた原木」を使用しているという点です。「皮を剥いた原木」を施工するということは木の特徴ー太さ、反り、長さ、重さ等の不均一を見極めなければ建て上げることは不可能です。

写真:当社の原木の皮むき作業の現場
当社の原木の皮むき作業の現場
写真:郷路館

施工技術

一般的な木材は四角いことから「面と面」で施工されるのに対して、丸太作りは「点と点」で施工されます。

皮を剥き、成型するだけの材木ですと「狂いやすい」「吸水性がある」等のデメリットがあります。そこで自然素材である丸太を使用する場合は独特な施工技術や木材を見極める眼力が必要となってきます。また、原寸図の作成や型板の作成なども欠かせない技術です。

その他、伐採した木材を保管し、皮むきなどの機械の設置、作業するスペースの確保も重要なエレメンツのひとつです。

写真:施工の様子

丸太作りの施工例

山中工務店による「丸太作り」の家の施工例です。前述した現地からの施工現場までの輸送を考慮しなければならないことや、元来「丸太作り」は地場の木で施工されることが基本です。しかし「丸太作り」も建築技術のひとつとして考慮していただければと思います。

  • 郷路館

    秩父市大滝にある「郷路館」(ごうろかん)は「道の駅大滝温泉」にあり、観光施設として利用されています。
    またここで使用されている木材は「間伐材」の有効利用の例として広く知られています。

    詳細はこちら

  • 写真:郷路館
  • 秩父ホワイト急便本店

    秩父市上町にあるN邸はクリーニング店と住居を兼ねた建築物です。複雑に入り組んだ丸太が近くを通る人々の目を惹く際立った建物です。

    詳細はこちら

  • 写真:秩父ホワイト急便本店
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